黒沢美香&ダンサーズ プレゼンツ
第15回、16回 「家内工場」
鶴見川沿いのこの稽古場では、土手から射す陽の光に、言い訳のできない 丸ままの身体が晒されてしまう。稽古場が出来て四十年余りに渡って醸成された「場」には襟を正す力がある。日々身を置く場でありながら、遠く届かない境地の存在を無言で呈示してくれる。その稽古場で、8年前から《家内工場》は、その都度担い手を変え、各々の道を通って行われて来た。
この4月に行う2つの《家内工場》は、2人其々のソロである。
この場所に、身体ひとつで異世界を立ち上げたい。時間の流れを変容させたい。シンプルに。この場所に身体を通過させて来た沢山の踊り女男達の汗と足音に力を得て。踊りとは何かという問いをたずさえて。
第15回 家内工場 『そこに立つ』
作・出演:滝口 美也子
自作自演は苦手だが、きっと私には必要な作業である。いつかやろうと先延ばしにして逃げてきた。でも、人生はそんなに長くはないし時間はどんどん過ぎていく。ひしひしと感じる。今やらなくていつやるのと自分を奮起させる。間近で自分が晒されるあの場所に、立つことを決めた。
日時:2016年4月9(土)、10(日) 13:00/16:30(両日共。開場30分前)
料金:ご予約2000円、当日2500円
☆ ☆ ☆
第16回 家内工場 『踊りの土地』
振付・踊り:吉田 由紀子
躰の中には広大な土地がある。何処までも広く山も川もあり未知で、深く行けばそれは既に私自身ですらない。それは何処かで遠く《踊りの土地》に繋がっている。時々そこから来る水を飲んだり、空気の異変にその存在を知る。その土地に行くには、日々の値引きのない行為の繰返しと、それが繰り返せない一瞬一瞬の選択であるという知覚が大切だと思っている。
加えて私は時折、無謀によって進もうとする癖がある。これまで痛い目を見ても直っていない。今回もその1つかも知れない。
日時:2016年4月16(土)13:00、17(日)13:00/16:30(開場30分前)
料金:ご予約2000円、当日2500円
予約・問合せ
email: mikadancers7@gmail.com
tel: 080-4171-7278
会場:スタジオクロちゃん(東横線綱島駅下車徒歩7分)
横浜市港北区綱島東1-18-26
東急東横線綱島駅東口出て綱島街道をわたりピーチゴルフをすぎてひとつめの信号右折。
次の角を左折して次の路地を右折。
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